通常の住宅のライフラインは電気・ガス・水道を利用しますが、オール電化住宅では大体が電気・水道の組み合わせとなります。
メリットとしてはガスの基本料金が必要なくなるので基本料金を大幅に下げることができますし、火災保険が多少安くなる等のメリットがあります。
デメリットとしては➀深夜お湯を沸かすので、一日に使えるお湯の限度量は決まっており、追加で沸かすことはできるものの、電気代が安い深夜料金で沸かすことができないケースが多いこと。➁鍋やフライパンなどの調理器具がガスで利用できたものも使えないケースがあること(IH専用の鍋・フライパンが必要になる)です。
なお、オール電化住宅で間違えてはいけないのが、エコロジーという発想で考えられたシステムではないので、エネルギーの総使用量はアップしているということです。夜間の安い深夜電力を利用するからこそランニングコストが安くなるのです。昨今、深夜電力の見直しが騒がれている中では、要注意なシステムなのかもしれませんね。
そうそう、最近オール電化マンションのベランダによくネットが張られていることがあるのですが、なんでだか分かりますか?ベランダに電気の湯沸かし器とタンクが設置されることが多いのですが、その機器があったかくなるので鳥が巣を作るケースが多いみたいです。鳥よけのためのネットなんですね。