不動産用語集

直接基礎

杭などを用いずに基礎スラブからの荷重を直接地盤に伝える形式のこと。フーチング基礎とべた基礎に大別され、良質の土層が地表面近くに存在している場合に利用されます。

  1. フーチング基礎
    荷重の少ない低層住宅で利用されます。
    a.独立基礎
     単一の柱からの加重を独立したフーチングによって支持する形式の基礎をいいます。独立基礎は、べた基礎や布基礎に比べて、不動沈下の抑制には不向きです。
    b.複合基礎
     2本またはそれ以上の柱からの加重を同一基礎スラブで支持する基礎をいいます。
    c.連続基礎 = 布基礎
     壁または一連の柱からの加重を、帯状のフーチングで支持する基礎をいいます。
  2. べた基礎
    上部構造の広範囲な面積内の荷重を、単一の基礎スラブまたは格子ばりと基礎スラブで地面に伝える基礎をいいます。3・4階建てのマンションにも利用されます。