更新料
賃貸住宅の契約を更新する際に借主が支払うお金を更新料と言います。
更新料が有効になるポイントは以下の3つです。
- 更新料に経済合理性がある場合
- 明確な合意がある場合
- 高額すぎるなどの特段の事情がない場合
更新料に経済合理性がある場合
更新料が、一般に、賃料の補充ないし前払い、賃貸借契約を継続するための対価等の趣旨を含む複合的な性質を有する場合、経済合理性を認めると判決で出たことがあります。
明確な合意がある場合
契約書に一義的かつ具体的に記載され、借主と貸主との間に更新料の支払いに関する明確な合意がある場合に更新料は有効であると判決で出たことがあります。
高額すぎるなどの特段の事情がない場合
具体的例としては契約期間が一年であるにもかかわらず、更新料が賃料の2か月分(最終更新時には一か月分)であるばあいは高額すぎる場合にはならず、判例では更新料が認められました。