主要構造部と構造耐力上主要な部分
主要構造部
主要構造部とは壁・柱・床・はり・屋根・階段を言います。
主要構造部は、防火上安全性を確保するための構造部分です。
主要構造部 / 主要構造部ではない部分
壁 構造上重要でない間仕切壁
柱 構造上重要でない間柱、附け柱
床 揚げ床、最下階の床、廻り舞台の床
はり 小ばり
屋根 ひさし
階段 局部的な小階段・屋外階段
大規模の修繕・・・主要構造部の一種以上について行う過半の修繕
大規模の模様替・・・主要構造部の一種以上について行う過半の模様替
構造耐力上主要な部分
建築物にかかる荷重、外力を支えるための構造部分であり、基礎・基礎ぐい・壁・柱・小屋組・土台・斜材(筋かい・火打材等)・床版・屋根版・横架材(はり・けた等)
大規模の建築物の主要構造部
(建築基準法21条)
次に掲げる建築物は、原則として、耐火構造または一定の性能に関し政令で定める技術的基準に適合するものでなければならない。
- 高さ13mまたは軒高9mを超える建築物
- 延べ面積3,000㎡を超える建築物
※1.2.のいずれも、その主要構造部の政令で定める部分の全部または一部に、木材・プラスチック・その他の可燃材料を用いたものに限ります。